iOSヘルスケアとGoogle Fitの比較

はじめに

先日、Fitbit Charge3を購入するまでは、Apple watchなどで計測したバイタルデータをiOSの健康管理アプリ「ヘルスケア」「アクティビティ」で管理していました。(Apple watchとiOSでの健康管理記事はこちらも参照ください)

今回はFitbit Charge3購入後に使い始めたAndroidの健康管理アプリ「Google Fit」「Fitbit」との違いについて書いていきたいと思います。(Fitbit Charge3の使用感についてはこちらも参照ください)

健康管理アプリの比較

 iOS 12(Apple)Android Pie (Google)
アクティビティトラッカーApple Watch2Fitbit Charge3
フィットネス記録アプリアクティビティFitbit
 消費カロリー
 エクササイズ時間
 不動状態の抑止時間あたり、1分以上立っていた回数時間あたり、250歩動いた回数
 睡眠時間
(他アプリをインストールする必要あり)
 マインドフルネス
 アクティビティの記録自動検出後、開始操作が必要自動検出/記録
健康管理アプリ(標準)ヘルスケアGoogle Fit
 栄養管理◯(手動記録。他アプリとの連携でカロリーだけでなく、栄養価なども管理可能)◯(手動記録。摂取カロリーの記録が主な用途)
 その他管理可能項目
 *他アプリとの連携もしくは手動入力
心臓(心拍数、血圧、歩行時心拍数など)、バイタル(体温、呼吸数など)、検査結果、身体測定値(BMI,身長、体脂肪率など)、リプロダクティブヘルスデータ通常の運動(分)、ハートポイント(強めの運動)、アクティビティがジャーナル(日記)として自動的に記録されます。(活動開始/終了時刻、時間、距離、ハートポイント、地図上のルート)
リマインダー座ったままの時間が50分経過するとスタンドリマインダーを通知するよう設定可能。また、ゴール達成時の通知も設定することが可能。ゴール達成、アクティビティの進捗状況などの通知を設定可能。

Google Fitの特徴

Google Fitの特徴は何と言っても、シンプルなことです。目標とするゴールは「通常の運動(分)」と「ハートポイント(強めの運動)」の二つだけです。Googleの説明にも以下のような記載があります。

どのような運動をどのくらい行えば健康を維持できるのかを知るのは難しいものです。そこで、Google Fit は世界保健機関(WHO)とアメリカ心臓協会(AHA)と共同で、健康増進に役立つ 2 つの新しいアクティビティ ゴールとして「通常の運動(分)」と「ハートポイント(強めの運動)」を設定しました  (Google Playのアプリ説明より)

あと、気に入っている機能にジャーナルというものがあります。これは、日々のアクティビティ(ウォーキング、ランニング、サイクリング)を自動的に記録して、活動時間や距離、場所を地図上で確認することが可能です。

iOSヘルスケアの特徴

iOSヘルスケアの特徴は管理できるデータの種類が豊富なこと、連携できる外部アプリが多い(Google Fitに比べて)ことです。

食事内容やその栄養素(カフェイン、タンパク質、ビタミン、食物繊維、鉄分など)、検査結果(血糖値、肺活量、血中アルコール濃度など)を管理することができます。

どっちが良いか?

Google FitとiOSヘルスケアを両方使い込んでみて、どちらが良いかを考えた場合、何を記録したいか次第かと思いました。

私の場合は記録したいデータは以下のものです。

  • 歩数と距離
  • 体重
  • アクティビティ(ウォーキング、ラン)
  • 不動状態の抑止
  • 睡眠の時間と質

いずれも日々、変化する項目でこれらのデータの傾向を管理/可視化することで健康維持に繋げたいからです。なので、日々変化しないデータはスマホで管理する必要性を感じません。例えば検診結果データは一年に一回しか更新されませんし、会社の健康診断結果は別アプリではありますがスマホで確認することも可能です。そもそも年に一回しか更新されないデータを頻繁に見ることはないので紙でも良いくらいです。

結論としては、私の場合は健康維持/増進が目的なので、日々の活動(ライフログ)とバイタルデータの管理/推移の可視化ができれば良いので、どちらでも良いということになります。

あえて、どちらかを選ぶとすれば、必要十分な機能を備えてシンプルな「Google Fit + Fitbit」です。

おわりに

今回はスマホを使った健康管理アプリ、iOSヘルスケア+アクティビティとGoogle Fit+Fitbitの比較を行いました。どちらも健康維持/増進に役立つアプリであることは間違いないので、まずはアクティビティトラッカーと共に使ってみることが大切かと思います。そして蓄積されたデータを日々確認することで健康に対する意識が醸成され、行動が変わり、そしてこの記事が健康を手に入れる一助になれば幸いです。