投資信託の選び方
証券口座が開設できたら、いよいよ投資信託(ファンド)選びです。
投資信託を購入するにあたっては、次のような注意事項があります。
- 投資信託は、主に国内外の株式や債券等を投資対象としています。投資信託の基準価額は、組み入れた株式や債券等の値動き、為替相場の変動等により上下しますので、これにより投資元本を割り込むおそれがあります。
- 投資信託は、個別の投資信託毎にご負担いただく手数料等の費用やリスクの内容や性質が異なります。ファンド・オブ・ファンズの場合は、他のファンドを投資対象としており、投資対象ファンドにおける所定の信託報酬を含めてお客様が実質的に負担する信託報酬を算出しております(投資対象ファンドの変更等により、変動することがあります)。(SBI証券より)
要は、銀行預金と違って①元本割れのリスクがあること、②投資信託毎に手数料等の費用がかかることは注意しておく必要があります。
①元本割れリスク
基本的にはハイリスク/ハイリターン、ローリスク/ローリターンと考えておいた方がいいでしょう。自身で許容できるリスクから投資信託を選択することになりますが、私は40代ということもあり一定のリスクは取りつつも割と堅実な投資信託に投資しています。
元本割れリスクを下げる為には、
- 高値つかみを避ける
- やはり高値でまとまった資金を投資してしまうと基準価額が下がった時に元本割れリスクが高まります。一方で高値か安値かを判断することはプロの投資家でも難しく、素人投資家のメリットを生かして時間軸で分散させて投資することが必要になってきます。対策としては積立投資で毎月少額投資を続けることが有効と考えます。
- 長期で投資する
- 短期で一喜一憂して売買を繰り返すことなく、長期でコツコツと運用する方が複利効果も期待でき、長い目で見ればリターンも望めるでしょう。私のような本業がサラリーマンの方は相場に張り付く時間も無いかと思いますので、時間を取られず楽な運用スタイルです。(ドル・コスト平均法と呼ばれます)
- 一つのファンドに偏らず、バランス良く投資する
- 大まかに国内/国際、株式/債権の四種類からファンドを選択するといいでしょう。投資資金が少ない内はこれらが含まれたバランスファンドを選択する方法もあります。
- インデックス投資を検討する
- TOPIXや日経平均、MSCIコクサイなどの株価指数に連動したファンドを選択することで無難なリターンが望めます
<ポイント!>
投資リスクを軽減するには、
「毎月決まった金額を長期でインデックスファンドにバランス良く積立投資する」
に尽きます。
②手数料
手数料には大きく、次の四つがあります。
- 買付手数料
- 購入の際に証券会社に支払う手数料です。基本的に0円の投資信託(ノーロードと呼ばれます)から選びます。
- 信託報酬
- 保有している証券にかかる管理費で運用資産から自動的に差し引かれます。投資信託の種類によって異なりますが、国内株式で日経225に連動するようなファンドの場合は0.3%以下を目安に考えるといいでしょう。
- 信託財産留保額
- 分かりにくいのですが、運用の安全性を保つことを目的にかかるコストで、主に投資信託を解約するときに運用資産に対してかかります。基本的に0円のものを選ぶといいでしょう。見落としがちな手数料ですのでファンド選びの際は気をつけましょう。
- 解約手数料
- 解約する時にかかる手数料です。これも0円のものを選ぶといいでしょう。
<ポイント!>
「ノーロードで信託報酬が低く、信託財産留保額が無いファンドを選ぶ」
手間をかけずに積み立てる方法
さて、投資するファンドが決まったら次は「毎月いかに手間をかけずに投資を継続するか」がポイントになります。
そこでオススメするのが、SBI証券の「銀行引落サービス」です。
投信積立の買付代金、およびお客さまの任意で設定いただいている金額を、お客さまご指定の銀行口座から毎月自動的に引落して入金ができるサービスです。
証券総合口座へのご入金の手間を省き、ご設定いただいている月々の投信積立を滞りなく続けていただくことができます。
また、任意で設定いただいた金額の引落が可能ですので、投資信託に限らず、様々な商品の取引にお使いいただくことができます。
引落手数料は、かかりません。(SBI証券ヘルプより)
この銀行引落サービスを利用して、メインバンクから自動的に積立投資の買付代金が引き落とされます。サラリーマンの場合は給与入金日に近い引落日を14日か27日から選択して設定すると毎月確実に投資資金が証券口座に移動され、手間もかからず自動的に毎月投資信託を買い付けることができます。
以上、いかがでしたでしょうか?是非、積立投資を始めてコツコツとお金を増やす第一歩を踏み出してください。
賢くより良い暮らしが実現しますように!