iPhoneと格安simを使って月額1,000円以下でキッズスマホを使う方法

はじめに

我が家では今回、小学生の子供にスマホを持たせる判断をしました。特に一人で外出することもなかったので、キッズ携帯/スマホは持たせていませんでしたが、そろそろ道具としてのスマホを適切に使うことを教えても良いかと思うようになり、渡すことにしました。

今回は初期/ランニングコストを抑えて、キッズ携帯を作成する方法をお伝えしたいと思います。前提としては私が使っていたiPhone7をキッズケータイ化していく中で調べた内容を整理したものです。

必要なもの

スマホ・・・simフリー端末 ※この記事は余ったiPhoneを前提にしています

ケース・・・子供のテンションが上がるものを購入。子供がスマホを落とすことを考えると手帳型や丈夫なものがオススメ。

格安sim・・・家族割引きが使えるものを一枚追加。データ通信のみでOK。※音声通話の方法については後述します。

アカウント・・・iCloudアカウントを準備

Apple IDの作成方法(https://support.apple.com/ja-jp/HT201084

キッズ携帯の用途・要件

スマホを渡すからには何ができて、どんな使い道があるのかを子供にも理解した上で使って欲しいと思っています。デジタルネイティブな世代なので、鉛筆や消しゴムと同じようにスマホも使いこなして生活に役立てて欲しいと願っています。正しい使い方を教えるのも親の責任なのかもしれません。

一方で親としてはこれから一人で外出することもでてくると思うので、位置情報や連絡が取れることで安心をもらえるような気がしています。

準備・設定内容

こちらのiPhoneの設定(https://support.apple.com/ja-jp/HT205763)に従って進めていきます。

  1. Touch ID(指紋)とパスコードの設定
    • 指紋は子供のものに加えて、親の指紋も登録しておきましょう。
  2. 子供のApple IDを取得する
    • 13歳未満でもファミリー共有を利用することで取得できます。
  3. ファミリー共有を設定する
    • 位置情報を共有することで子供がスマホを無くしても親のスマホで探すことができるようになります。また、「承認と購入のリクエスト」を設定することで、子供がダウンロードしようとしたアプリを確認してダウンロードさせることも、拒否することもできます。
  4. スクリーンタイムを設定する(iOS12以降)
    • 「ファミリーのスクリーンタイム」を設定しておくと、子供がどんなアプリをどれくらい使っているのかを確認することができます。
  5. 親のiPhoneやiPadで「友達を探す」を設定する
    • 「友達を探す」で子供のアカウントを友達として設定します。設定後、子供のiPhoneで送信された友達リクエストを受理します。これで親の端末から子供のiPhoneの場所が把握できるようになります。
  6. 機能制限を設定する
    • 「設定」>「スクリーンタイム」>「App使用時間の制限」でアプリの使用時間を制限できます。
    • 「設定」>「スクリーンタイム」>「コンテンツとプライバシーの制限」で使って欲しくないアプリを利用できないように設定できます。

初期費用と月額ランニングコスト

初期費用は0円です。支払いも終わったsimフリーのiPhoneで、かつ2018年末までのAppleバッテリー交換プログラム(3,200円)を使ってバッテリーも交換済みなので、まだ2年くらい使えそうです。

月額ランニングコストは、mineoのデータ通信のみプラン(Aプラン)を利用することで、3GBのデータ通信容量が付いて、900円(税抜き)です。

通話は基本、家族間のみなので、LINE電話を使います。こちらも追加料金はかかりません。

私の場合は家族でmineoのsimを利用しているので、余った子供のパケットは家族でシェアするので無駄なく運用できてます。

実際に使ってみた感想

一人で外出するようになって連絡手段が確保できていること、位置情報がいつでも確認できることを考えると、月額1,000円以下で精神的な安心が買え、子供のスマホリテラシーを身に付けられると思えば有効な選択肢かなと納得しています。

あと、今回実際にキッズスマホを準備していて感じたのが、子供に何をできるようにして、何を制限するかといった親側のリテラシーも一定問われることに気付きました。設定については今後も子供と話し合いながら、見直していければと考えています。

子供的にもいわゆるガラケー的なキッズ携帯でなく、スマホを持っていると少し大人になったような気がしてテンションが上がるようですwww

注意点

  • データ通信のみのsimを使用する場合は、LINEを利用する為にSMS機能付きでsimを契約する必要があります。でないとLINEのアカウント登録ができません。
  • モバイルSuicaは12歳未満は登録できないので、スマホと別に子供用Suicaを持たせる必要があります。
  • 設定中は機能制限せずに、ひと通り設定が終わってから機能制限をすると途中で制限を戻したりといった手戻りが無くてスムーズに設定できると思います。

おわりに

今回は余ったiPhoneを活用し、月額1,000以下のコストでキッズスマホを作る方法を書いてみました。家族全体でスマホ代を節約するのに格安simの活用は必須ですので、お子さんをお持ちのご家庭のお役に立てれば幸いです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!