はじめに
以前の記事、「Kindleを活用した賢い読書ライフのすすめ」でお伝えしたKindleを活用した読書生活に続き、今回は既に持っている紙の本について出来るだけ手間をかけずに電子書籍化し、Kindleで読書できるようにするかを実際にやってみた時の注意点を交えてお伝えします。
持っている紙の本を電子書籍化する
手元にある紙の本を電子書籍化する方法として、大きく自分で本をバラしてスキャンする方法(いわゆる自炊という方法)と専門業者に依頼して電子書籍化する方法があります。
私はかかる時間とコストのバランス、そしてネット上での評判も良かったBOOKSCAN(ブックスキャン)というサービスを利用しました。
実際に利用してみて分かった注意点/分かりにくい点があったので書いていきたいと思います。
BOOKSCANについて
スキャン料金
スキャン料金 一冊分 100円(350ページ、200ページ毎に一冊分追加)
私の場合、技術書やビジネス書が中心だったこともあり、紙の本一冊で400-500ページといったものも多く、実際は一冊200円のものが多くありました。
また、ファイル名変更オプションはつけました。一冊分で50円
これを付けておくと、通常ファイル名が「0101-2018766380305.pdf」というファイル名になるところを「企業参謀-戦略的思考とはなにか 大前 研一 406p.pdf」のような分かりやすいファイル名に変更してくれます。電子書籍化する本が少なければ自分でファイル名を変更しても良いかもしれません。
結果的に、この406ページの本で、一冊300円のコストです。
一冊分(350ページ)が100円と打ち出されていますが、実際は本のページ数によってスキャン代金が変動しますし、オプション料金もかかりますので思ったより高かったということにならないように依頼する前に予め試算しておきましょう。
発送時の注意点
スキャン料金以外で注意しておくこととしては、本を業者まで送付する費用は依頼者負担ということです。発送元地域にも寄りますが、送料が上がっている状況では千円以上かかることも十分に考えられます。
また、書籍の送付にあたっては依頼後に提示される到着指定日に届くように送付する必要があります。あまり早く到着してしまうと保管料か追加費用を請求される可能性があります。
その他注意点
私が初回に利用した時に驚いた点は納期が3ヶ月近くかかることです。
プレミアム会員(月額9,505円)に入ると一週間以内に短縮されスキャン料金やオプションも無料になるようですので、大量に電子書籍化される際にはプレミアム会員の登録を検討されてはいかがでしょうか。
最後に送付した紙の本は返却されませんのでご注意ください。
Kindleに取り込んだ結果
BOOKSCANでPDF化した書籍をKindleに取り込んで表示してみたところ、通常のKindle電子書籍と比べて余白が大きかったり、読めないほどではないが若干斜めになっていたりと、改めて通常の電子書籍との違いを感じる結果でした。
それでも、紙の本に比べればいつでもKindleで読める利便性を考えれば満足しています。
他の手段はないか?
紙の本をスキャンして電子書籍化する以外にもっと良い方法がないか?
時間がかかるデメリットはありますが、うまくいけばコストを抑えつつ紙の本からKindle版に移行する方法はあります。
それは、紙の本をフリマで売って、そのお金でKindle本がセールの時にKindle版を書い直す方法です。
フリマで売る、セールを待つといった時間はかかりますが、多少の追加コストでスキャンよりも最適化されたKindle版の書籍に買い替えることができます。
私の経験としては、割と紙の本を求められる方も多く、送料込みで定価の1/3〜1/5程度で売ることができました。
フリマでものを売る方法についてはこちらの記事も参考になれば幸いです。
おわりに
紙の本を外部のスキャンサービスを活用して電子書籍化する時の注意点を中心にお伝えしました。
私はほぼ紙の本が無い生活をしていますが、部屋がスッキリしてKindleさえあればいつでも本が読める生活を本当に楽しんでいます。
Kindle本をお得に見つける方法とおすすめの本を別記事に書きましたので、よろしければこちらも読んでみてください。(Kindleのおすすめ本)
皆様もKindleを活用した快適読書ライフを楽しんでください!